粗大ごみは、市が定めたルールに従って適切に処理しなければなりません。特に、粗大ごみは捨て方を誤ると、公害や環境破壊などの問題を引き起こす可能性があるため、適切な処分方法を知っておくことが重要です。
ここでは、東北六県各市町村の粗大ごみを処分する方法について紹介します。今回は山形県山形市の粗大ごみ処分方法です。
- 山形市の粗大ごみ収集について
- 粗大ごみの種類
- 粗大ごみ処分の流れ
- 【手順1】粗大ごみ収集受付センターに申し込む
- 【手順2】証紙の購入・貼付
- 【手順3】粗大ごみを出す
- 粗大ごみ品目ごとの料金
- 自己搬入について
- リサイクルについて
- 家電リサイクル
- 家庭系パソコン
- 使用済二輪車
山形市の粗大ごみ収集について
山形市で粗大ごみを収集してもらう場合、事前に申し込みをし、自宅前で収集してもらうことができます。ごみの集積所からは収集してもらえませんので、注意が必要です。収集する粗大ごみの長さや重さの基準はありますが、それに関わらず粗大ごみとして扱う品目もあります。
粗大ごみの種類
山形市での粗大ごみの規定は「1辺の長さが1m以上1.8m未満、重さ80kg以下のもの」となっています。粗大ごみとして取り扱うのはこの大きさの範囲内のものと、先述の通り、この基準に関わらず粗大ごみとして扱う指定品目とがあります。
また、この基準を超える長さ・重量のものは基本的に山形市では収集してもらえませんが、一部取り扱う品目もありますので確認してみましょう。山形市のホームページ(粗大ごみの出し方)でも確認できますが、そこに載っていないものは「山形市ごみ分類検索システム」で調べることができます。
一辺の長さが1m以下の雑貨や小型家電などは、市で週1回収集しています。青色文字の指定有料袋に入れて集積所に出しましょう。袋に入りきらないものは、ひとつにつき1枚の共通収集シール(60円)を貼って出せばいいようです。
また、ふとん類も月に1回収集しています。紐で縛り、ふとん1枚につき1枚の共通収集シール(60円)を貼って出しましょう。羽毛ふとんや座布団、毛布はもやせるごみに出すことができます。絨毯・カーペットは粗大ごみとして出す必要があるようです。
粗大ごみ処分の流れ
山形市で粗大ごみを処分する際の手順をご紹介します。
【手順1】粗大ごみ収集受付センターに申し込む
山形市の粗大ごみ収集の申し込みは電話で行います。粗大ごみ収集受付センター(023-686-5565)に電話で申し込みましょう。祝日を含む月〜金の、午前9時から午後4時まで受け付けています。収集1回につき、1家庭3点までという制限があります。この申し込み時に収集日が指定されます。受付番号もこの時に連絡されますので、忘れず控えましょう。後ほど、粗大ごみに貼る証紙に受付番号を書く必要があります。
【手順2】証紙の購入・貼付
粗大ごみの品目によって手数料が異なりますので、後述する料金表を確認してください。
その料金分の粗大ごみ用証紙を購入しましょう。証紙は一枚500円ですので、1000円の品目であれば証紙が2枚必要です。山形市内のスーパーやホームセンターなど市指定ごみ袋の取扱店で証紙を購入することができます。
購入した証紙に、申し込み時に控えた受付番号を書いて、粗大ごみの見やすい場所に貼りましょう。複数枚貼る必要がある場合も、それぞれの証紙に記入して下さい。証紙は粘着力が強いため、一度貼ったら剥がすのは難しいです。また、貼ることが難しい場合は証紙の穴に紐を通して粗大ごみに結びましょう。
【手順3】粗大ごみを出す
指定された収集日の朝8時までに、自宅前(自宅敷地内の道路に面した所等)に出しましょう。集合住宅の場合は、道路に面した1階のわかりやすい場所に出してください。
粗大ごみ品目ごとの料金
粗大ごみは大まかに、指定品目と大きさにより粗大ごみ扱いとなるものに分けられます。 指定品目は「料金が2,000円のもの(スプリング入りベッドマット)」と、「料金が1,000円のもの(エアコン・電子レンジ・ファンヒーター等)」があります。大きさにより粗大ごみ扱いとなるものは「料金が1,000円のもの(ステレオ・オルガン・エレクトーン等)」と、「料金が500円のもの(じゅうたん・カーペット・たたみ等)」に分かれます。詳しくは、山形市ホームページ「粗大ごみの出し方」の「粗大ごみ品目ごとの料金」を確認して下さい。また、そちらにも明記されていないものは「山形市ごみ分類検索システム」も調べてみましょう。
自己搬入について
粗大ごみは施設に自己搬入することもできますが、山形市では施設によって搬入できるごみの種類が決められています。ここでは、粗大ごみを搬入できる山形市の施設を紹介していきます。自己搬入する場合は事前にきちんと分別して処理施設に持ち込むようにしましょう。
【エネルギー回収施設(立谷川)】
可燃性粗大ごみを回収してもらえます。
TEL:023-686-6025
住所:山形市大字漆山字中川原3372
手数料:10キログラムまでごとに140円
搬入時間:月曜日から金曜日は午前9時から4時まで、土曜日は午前9時から正午まで。
※祝日も上記の曜日・時間のとおり搬入できます。(日曜日、1月1日~3日は休み)
【エネルギー回収施設(川口)】
可燃性粗大ごみを回収してもらえます。
TEL:023-672-2711
住所:上山市川口字五反田854番1
手数料:10キログラムまでごとに140円
搬入時間:月曜日から金曜日は午前9時から4時まで、土曜日は午前9時から正午まで。
※祝日も上記の曜日・時間のとおり搬入できます。(日曜日、1月1日~3日は休み)
【立谷川リサイクルセンター】
雑貨品・小型廃家電類や不燃性粗大ごみを回収してもらえます。可燃性粗大ごみは回収していませんのでご注意下さい。
TEL:023-687-2040
住所:山形市大字漆山字中川原4019番地7
手数料:10キログラムまでごとに140円
搬入時間:月曜日から金曜日は午前9時から4時まで、土曜日は午前9時から正午まで
※祝日も上記の曜日・時間のとおり搬入できます。(日曜日、1月1日~3日は休み)
リサイクルについて
リサイクルを推奨されているものなどもありますので、粗大ごみとして出す前に確認をしましょう。
家電リサイクル
家電リサイクル法に基づき、エアコン、テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル対象品としてリサイクル料金を負担する必要があります。
買い替えや古くなったものを引き取ってもらう時は、小売店に依頼して下さい。リサイクル料金や収集運搬などのその他費用は小売店に支払います。
購入した小売店が不明であったり、小売店に依頼できない場合は、自分で指定引取場所へ運ぶという方法があります。指定引取場所は日本通運株式会社山形支店山形物流事業所(TEL:023-686-4385)です。郵便局でリサイクル券を購入する形でリサイクル料金を支払います(事前に「品目・メーカー名(製造業者等名)・大きさ」をご確認ください。)。自分で運搬するため、その他費用は基本的にかかりません。
どちらの方法でも処理できない場合は、市役所ごみ減量推進課に相談しましょう。この場合、リサイクル料金などは電機商業組合に支払います。
家庭系パソコン
資源有効利用促進法に基づき、製造事業者及び輸入販売業者(メーカー等)が自主回収・再資源化を行っています。 家庭用のデスクトップ型パソコンとディスプレイ(ブラウン管式または液晶式)及びノートブック型パソコンが対象で、キーボード、マウス、ケーブル等の付属品については、パソコンと一緒に排出された場合に併せて回収されます。プリンター・スキャナー等の周辺機器、ワープロ専用機等、マニュアル、CD-ROM媒体、本体が1kg未満のパソコンは対象になりませんので注意して下さい。リサイクル料金については各メーカーのホームページ等から確認する必要があります。 PCリサイクルマークのないパソコン(平成15年9月30日以前に購入されたもの)は、排出時にリサイクル料金を支払う必要があります。逆に、PCリサイクルマークがあるパソコン(平成15年10月1日以降に購入されたもの)は、購入時にリサイクル料金を支払う必要があります。それぞれ手順が違いますので、メーカーに確認しましょう。 ちなみに、山形市では独自に「こでん里帰りプロジェクト」という小型家電リサイクル事業を行っていて、ブラウン管ディスプレイ以外のパソコンを回収していますので、そちらを利用してもよいでしょう。
使用済二輪車
バイク・スクーターについては、メーカー等で取り組んでいる「二輪車リサイクルシステム」によって、再資源化を行っています。リサイクルマークの有無にかかわらずリサイクル料金は無料ですが、廃棄二輪車取扱店に運搬を依頼する場合、廃車手続きや廃車処理に関わる実費用が掛かります。排出者が直接、指定引取場所に持ち込めば費用は掛かりません
不明な点は「二輪車リサイクルコールセンター(TEL:050-3000-0727)」に問い合わせてみましょう。
以上が、山形市での粗大ごみを処分する方法です。
山形市では分別方法が細かく分かれていて、粗大ごみの処分が煩雑だと感じることもあるかもしれません。ここでご紹介した処分方法に合わせて、ぜひ処分のミカタのご利用もご検討ください。不用品回収を専門としている東北の事業所をランキング形式でご紹介していますので、あなたにとって最適な事業所が見つけられるでしょう。