粗大ごみは、市が定めたルールに従って適切に処理しなければなりません。特に、粗大ごみは捨て方を誤ると、公害や環境破壊などの問題を引き起こす可能性があるため、適切な処分方法を知っておくことが重要です。
ここでは、東北六県各市町村の粗大ごみを処分する方法について紹介します。今回は宮城県石巻市の粗大ごみ処分方法です。
- 石巻市の粗大ごみ収集について
- 粗大ごみの種類
- 粗大ごみ処分の流れ
- 戸別回収
- 自己搬入
- 許可業者へ依頼
- リサイクルについて
石巻市の粗大ごみ収集について
石巻市の粗大ごみ収集は基本的に有料です。品目や大きさ、処分方法などにより支払う手数料の料金が違いますので、大きさ(縦・横幅・奥行き)を確認してから、各問合せ先へ連絡してください。
粗大ごみの種類
石巻市の粗大ごみの規定は、「一番長い辺が50cm以上の物」 となっています。例として、布団、毛布、ベッド、タンス、机、自転車、じゅうたんのようなものは、粗大ごみにあたります。
また、テレビ(液晶・プラズマ式も含む)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコンの家電4品目は、家電リサイクル法によりリサイクルすることが義務付けられているため、市では収集・処分を行っていません。
その他の回収できないごみなど、詳しくは、市で回収しないごみを参照しましょう。
・戸別回収
【手順1】回収の依頼をする
粗大ごみの収集依頼を電話で申し込みをします。電話番号はお住まいの地区ごとに異なります。事前に地域を確認してから申し込みましょう。
また、1度に申込できるのは3品までです。
・各地域の申し込み先
石巻地区 | 粗大ごみ受付センター(0225-23-3828) |
河北地区 | 河北総合支所市民福祉課(0225-62-9053) |
雄勝地区 | 雄勝総合支所市民福祉課(0225-57-2112) 雄勝クリーンセンター(0225-57-2600) |
河南地区 | 河南資源回収センター(0225-72-3389) |
桃生地区 | 桃生総合支所市民福祉課(0225-76-2111) |
北上地区 | 北上総合支所市民福祉課 (0225-67-2112) |
牡鹿地区 | 牡鹿総合支所市民福祉課 (0225-45-2112) |
網地島地区 | 網地島一般廃棄物処理場 (0225-49-2272) |
【手順2】粗大ごみ処理券を購入する
申し込み時に粗大ごみ処理料金を確認し、金額分の粗大ごみ処理券を購入します。
処理券は、 取扱店表示のある市内のコンビニエンスストア、郵便局で購入できます。
その他取扱店については、粗大ごみ処理券取扱店を確認しましょう。
【手順3】収集日に粗大ごみを出す
粗大ごみ処理券に申し込み時に伝えられた受付番号または名前を書いて粗大ごみに貼り、粗大ごみ収集日当日の早朝から朝8:30まで自宅前に出してください。
ただし、手数料納付券を貼り忘れてしまったり、手数料が不足していると収集してもらえませんので注意して下さい。また、粗大ごみを収集日の前日に出してしまうと、付近にごみが不法に捨てられる原因になりかねませんので、必ず当日の朝に出しましょう。
事前に粗大ごみから、収集できないものは取り除いておきましょう。例えば、ストーブなら乾電池や灯油等の燃料、植木鉢なら土や植物、電気スタンドの電球や蛍光管などです。収集できないものは上記の粗大ごみの種類でもお伝えした「市で回収しないごみ」でチェックするか、収集依頼の申し込み時に確認してみてもよいでしょう。
・自己搬入
石巻市の粗大ゴミ持ち込み施設は粗大ごみの材質によって異なります。可燃性粗大ごみは「石巻広域クリーンセンター」、不燃性粗大ごみは「石巻市一般廃棄物最終処分場」へ搬入しましょう。
また、石巻市一般廃棄物最終処分場への持ち込みの場合、予約の必要はありませんが、搬入基準や処理手数料が異なるため、必ず事前に問い合わせしてください。
・施設情報
石巻広域クリーンセンター
住所:石巻市重吉町8番地20
持ち込み可能日時:平日:9:00~11:45、13:00~16:30
(土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始は休業)
申し込み電話番号:0225-21-8953
処分手数料:10kg毎100円
石巻市一般廃棄物最終処分場
住所:石巻市南境大衡山地内
持ち込み可能日時:平日:9:00~12:00、12:45~16:30
(土曜日・日曜日・祝祭日・年末年始は休業)
問い合わせ先:0225-94-1779
処分手数料:100kgあたり1,000円
自己搬入する方法のメリットは、費用を安く抑えることができる点でしょう。
ただし、自分で運搬から搬入までやらなければならないため、自家用車を保有していない方は知人や、業者などに依頼するなどの方法を検討する必要があります。
また、上記の施設では、庭木の刈り込みや清掃及び引越し等により、一時的に多量に出た家庭ごみ(臨時ごみ)についても受け入れしています。
燃やせるごみ・燃やせないごみ・資源物については、分別して各施設に搬入するか、下記で説明している市の許可した収集運搬業者に処理を依頼してください。
・許可業者へ依頼
不用品回収業者に粗大ごみを回収してもらう方法です。
自治体で粗大ごみを処理する場合と比べて、料金は高くなりますが粗大ごみを家から運び出すところから廃棄処分まで全て任せられるので便利です。
また、ごみの収集はどんな業者でも出来るわけではありません。
石巻市から一般廃棄物の収集運搬業・処理業、浄化槽清掃業の許可を受けた業者(許可業者)を、「一般廃棄物処分業、収集運搬業許可業者名簿」より選んで依頼しましょう。
詳しくは、直接許可業者に問い合わせをしましょう。
リサイクルについて
リサイクルを推奨されているものなどもありますので、粗大ごみとして出す前に確認をしましょう。
家電リサイクル
家電リサイクル法に基づき、エアコン、テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル対象品としてリサイクル料金を負担する必要があります。
詳しくは、販売店へ問い合わせるか、廃棄物対策課(0225-95-1111)に問い合わせましょう。
また、家庭で使用しているパソコン(デスクトップ本体、ノートブックパソコン、CRTディスプレイ(ブラウン管モニター)、液晶ディスプレイ)は、資源有効利用促進法に基づき、家庭用パソコンのメーカー等に回収と再資源化が義務付けられています。また、平成25年度より施行された小型家電リサイクル法に基づき、小型家電としても回収してもらうことができます。
市内公共施設等15か所に設置されている回収ボックスで処理できます。
回収ボックスでリサイクルする際には、バッテリー、乾電池を外し、個人情報を消去してから回収ボックスへ投入しましょう。
回収ボックス設置場所は、使用済小型家電回収を参照しましょう。
それぞれ、適切な出し方を確認し、リサイクルできるようにしましょう。
以上が、石巻市での粗大ごみを処分する方法です。
石巻市では回収が難しいものや、手順が煩雑で面倒な場面もあるかと思います。ここでご紹介した処分方法に合わせて、ぜひ処分のミカタのご利用もご検討ください。不用品回収を専門としている東北の事業所をランキング形式でご紹介していますので、あなたにとって最適な事業所が見つけられるでしょう。